◆化粧品成分:BG
◆多惠子のおしゃべり:「海獣」大好き
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イルカやクジラやシャチなどの海洋哺乳動物を好きな人は多いですね。
私も大好きです。(^Q^)/
彼らのことを、水族館学では「海獣」というそうです。
(海獣には、アザラシ、マナティ、ラッコなども含まれますが、、、、)
多くの彼らは体が巨大で「怪獣」と読みが同じなのが、日常的ではない生き物を
表していて、私はこの呼び名を気に入っています。
特にキラーウェールズというわれるシャチにはぴったりの名前です。
彼らは、大脳皮質の大きさや構造から見ると、私たち人類と体等の精神的
能力を持つと考えられています。
数千年前に海に帰っていった彼らは、器用に動く指も持たず、道具を使用
することもなく、自然と調和して存在してきました。
一方、人類は化学を発達させ、便利な道具を際限なく開発し、母なる地球
に対して不協和音を奏で続ける存在となってしまいました。
彼らを見たり、その歌を聴いたりすると癒されるのは、このままではいけな
いと思う本能や魂が、彼らの様な生き様を求めているからかも知れません。
ずっと以前に、San Diego Sea Worldのシャチの赤ちゃんが生まれる
瞬間を、偶然ニュースで見ました。
これを見たときは、とても感動しました。
私は、Sea Worldが大好きで、10回位は訪れています。
そして、最大の楽しみがこのシャチのショーでした。
通算4億人を集めたといわれるこの大人気のショーも、昨年中にすべての
Sea Worldで取りやめになりました。
動物愛護団体の長年にわたる活動が多くの人の賛同を得て、また、抗議
行動やミュージシャンによるボイコットなどで、来場者数はずいぶん落ち込んで
いたようです。
私は、目前で見られる巨大動物の愛らしくて、お道化ているようにすらみえる
ショーが大好きでした。
それがもう2度と見ることができないのはさみしいですが、彼らの未来にとっては
いいことでと思います。
シャチやイルカの生態に関わる調教師、医師、心理学者、音楽家、大脳生
理学者は共通した認識を持っています。それは、シャチやイルカは餌が欲しくて
芸をしているのではないという事です。(?_?)
彼らは、自分が捕らわれの身になってしまったことを認識していて、その
状況を受け入れると決意したとき、初めて自分とコミュニケーションし
ようとしている人間、とりあえずは調教師を喜ばせる為に、そして、自分
もその現実の中で精一杯生きることを楽しむ為に、芸というものを始める
のだそうです。w(*゚o゚*)w
なんといさぎのいい生き様でしょう。彼らは、自分の自由を奪い、囚われ
の身とした人間を恨むことも、そんな状況となった自分の不幸を嘆くこと
もしないばかりか、自分の周りにいる者を喜ばせることで、自分も喜びを
感じようとするのです。
確かに、あの巨大なシャチが、自分の鼻面や体に人間を乗せて行う芸は
ほんの少しでも角度やタイミングを間違うと、人間はコンクリートに打ちつけら
れて、命に関わるような大怪我をする危険があります。(´μ`;;)
調教の段階でもそんなトラブルがないのは、やはり彼らが全てを把握
して協力しているからでしょう。
しかし、彼らがどんなに悟って、現状を受けいれていても、計り知れ
ないストレスは、彼らの健康を蝕んで生きます。
シャチ(象さんも)の寿命は,人間とほぼ同じで70~80歳です。
しかし、水族館に捕らえられたものの平均寿命は10年だそうです。
私の大好きなSan Diego Sea Worldのシャチ、コーキーは何度も
赤ちゃんを産みましたが、どの子もすぐに死んでしまったようです。
シロナガスクジラは、3頭いれば地球を一周する距離をコミュニ
ケーション取れるそうです。\(◎o◎)/
そんな、すごい波動を送りあっている、クジラの仲間たちが、狭いコンク
リートに阻まれたスペースに閉じ込められているとしたら、そのストレス
がどれほどのものか、計り知れないものがあります。
かといって、いったん人間に飼育された彼らは海に放しても適応できて
行くのかは疑問です。
私たちをさんざん楽しませ、癒してくれた海獣さんたちが、本当に
ストレスのない生涯をおくれるよう、水族館など施設運営に携わる
人たちや、飼育係の方々、また学者の方々が力をつくしてくれますように。
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◆化粧品の成分 Aqua Elixerの成分から
BG
INCI : Butylene Glycol
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BGは1.3-ブチレングリコールといって、多価アルコールの一種で化学
合成成分です。
「Aqua Elixir Moisturizing Gelはアルコールフリーのはずなのに、、、」
と不信に思われる方もいらっしゃると思います。
そこで多価アルコールと一価アルコールのちがいについて知って頂きたいと
おもいます。
化粧品業界でアルコールといっているのは、通常は一価アルコールの事
で、エタノールやセタノール等の、あのスースー感じさせる成分です。
アルコールフリーの化粧品が好まれるのは、一価アルコールは、油を溶
かす性質があり、角質層の細胞間脂質まで溶かしてしまうので、継続
して使用すると、角質を傷めてしまうからです。
また、アルコールに対してアレルギーを持つ方も少なくありません。
一方、多価アルコールは、グリセリンやキシリトール、デンプンまでと
かなり範囲が広く、私たちが認識するアルコールと異なり、非常に蒸発
しにくい物質です。中には空気中の水分を吸収する性質を持つものすら
あります。
オーガニック化粧品にも、多価アルコールは保湿剤として配合されてま
す。
さて、この多価アルコールの一種であるBGは、水とのなじみがよく保湿
に優れ、抗菌制菌作用があるため、非常に多くの化粧品に配合されていま
す。
無添加化粧品にもBGが配合されていますが、この場合は、保湿剤として
ではなく、防腐剤としての役割となります。
無添加化粧品という、あいまいな分類に関しては、別の機会に触れようと
思います。
BGはまた植物からエキスを抽出する際に使用されます。
そのため、成分には表示されなくても、キャリーオーバーとして、ほとんど
の化粧品にBGが含まれることになります。
化粧品以外では、タバコの保湿剤兼抗菌剤として使用されています。
タバコを吸っている人は、気化したBGの蒸気を吸っていることになりますね。
(∵)ヘ?